お正月が近付いてくると、一年間で唯一夜更かしを許された日のことを思い出します。

子供の頃したささやかな掛けゲームの思い出

子供の頃したささやかな掛けゲームの思い出

35才、女性のエッセイ : お正月が近付いてくると

お正月が近付いてくると、一年間で唯一夜更かしを許された日のことを思い出します。それは大みそかからお正月の三が日。親戚のお兄ちゃんお姉ちゃんが泊まりに来ている間だけの楽しみでした。

その時に毎回楽しんだのが、花札でした。
その頃まだ若かったおばあちゃんも一緒に夜更かしをして、綺麗な絵柄の絵札で年長者に混じってする花札が私の毎年の楽しみでした。
その時、ほんの少しだけ賭けをするんです。
賭けるものはだいたいお菓子や、お菓子についていたカード類などの付録でした。
そのささやかな賭けが少し大人になったような気がして楽しかった記憶があります。
大きくなると、親戚のお兄ちゃんお姉ちゃんは先に成人してしまい、お正月といえどもあまり遊びに来てくれなくなりました。
それがとても寂しかったですね。私も今では成人して家庭を持っていますので、なかなかお正月に帰省することもなくなってしまいましたが、子どもにとってああいった時間は、夜更かしもそうですが、とても神秘的な時間に感じるものです。

大人になってまた花札がしたいなと思い、昨年購入しました。
今度は親戚の年長者相手ではなくて、自分の子ども相手です。
こういうちょっとしたことが、大きくなってから、心によく残っているのかも知れませんね。

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